【天気の疑問2】なぜ夕焼けは見える?
天気の疑問シリーズ
第2回は「なぜ夕焼けは見える?」
前回は空が青く見える理由をお話ししました。
今回は夕焼けの謎についてです。
実は前回のスピンオフというか
原理としてはほとんど同じなんです。
【目次】
基本原理の復習
前回のブログを見ていただくのが
一番わかりやすいですが、
簡単に復習しましょう。
まず、私たちが見える「可視光」には
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
の7色があります。
赤が一番波長が長く、
右に行くほど波長が短いです。
そして、「レイリー散乱」により
波長が短い色(つまり青系統)が
強く散乱されるのでしたね。
これが空が青く見える理由でした。
昼間と夕方では何が違う?
今回はさっそく本題に行きましょう。
実は一番重要なことは
朝・夕方と昼間は何が違うのか?
ということです。
当たり前ですが、
太陽の角度が違うんですよね。
薄い水色は地球の大気を表しています。
(わかりやすさのためかなり誇張)
この図を見ると
朝・夕方の方が大気中を通る距離が長い
ということが分かると思います。
これが要因です!
え、どういうことですか?
もう少し詳しく説明します。
なぜ空がオレンジになるのか
大気中を通る距離が長いということは
散乱される波長が増えるということです。
前回の図を書き足します。
これが夕焼け・朝焼けの謎です。
大気中を通る距離が長くなったことで、
昼間に届いていた青色の波長は手前で散乱して
もっと波長の長い赤や橙が残るのです。
ちょっと脱線
どうでしょうか、お分かりいただけましたか?
もしかしたらこのあたりの説明は
教育テレビや天気予報のコーナーで
やっているかもしれませんね。
ちなみに僕もこの前テレビで見たのですが、
朝や夕方に太陽が大きく見える理由は
人間の目の錯覚によるものらしいです。
なんか不思議だな~
気になる方はググってみてください!
空の色シリーズ、もう一段続くかも。