【vol.1】気象予報士試験を知る。
皆さん、コロナウイルスが大流行していますが
元気にお過ごしでしょうか?
気象予報士試験合格を目指す方の助けになるかなと思い、
予報士試験についての記事を書きたいと思います。
vol.1は「気象予報士試験とは一体何か」
というテーマで書いていきたいと思います。
vol.4まで書いていく予定です!
(一番下に一覧を載せておきます)
内容は「第13回 気象サイエンスカフェ in関西」で
お話しさせていただいたことが中心になっています。
参加してくれた皆さん
元気にしてるかな~?
【目次】
気象予報士試験はなぜ誕生したのか
もともと、天気予報は気象庁しか
行うことができませんでした。
その後、気象業務における民間の役割を
拡大しようという機運が高まったらしく・・・
1993年の「天気予報の自由化」により民間の団体でも、
独自の天気予報が出せるようになりました。
※もっと詳しく知りたいという方は、
ただ、天気予報は社会的に大きな影響を与える情報でもあるため
誰でも予報できるぜ~、という状況ではまずいですよね。
そこで、「気象予報士」という制度が作られました。
そして、その気象予報士になるには
気象業務支援センターが実施する気象予報士試験に合格し、
気象庁長官の登録を受ける必要があります。
これが気象予報士試験の生い立ちです。
つまり、気象現象を的確に予想できる能力
が試験で問われるわけですね。
試験の概要
上に書いた通り、気象予報士試験は
「気象業務支援センター」という機関が実施しています。
つまりここのホームページを見れば一発なわけです。
このブログを書いている意味を教えてください。
だいたい文字の羅列というのは読みづらいですよね。
ということで、受験者の皆さんに有益と思われる
情報をピックアップしていきますね。
よし受けるぞ! となれば
👆のホームページをしっかり読んでくださいね。
試験日程
試験は1年間に2回行われます。
だいたい1月末と8月末です。
大学生の間では1月末は学校の試験と被るので、
夏休みの8月の方が有利という風潮があります。
試験科目
学科(一般、専門)と実技があります。
それぞれの勉強法なんかはvol.2で。
「実技」と聞くと体育の実技試験を
思い浮かべたりするかもしれませんが、
机上で受ける記述試験なので安心してください(^^;
学科はマーク式の試験になります。
費用
全科目受ける場合は、11400円がかかります。
学生の目線で言うと普通に高いですね。。
実は、学科試験は合格すると1年間免除になります。
免除になると少し費用も安くなるのですが、
それでも2000円程度安くなる程度です。
受験資格
制限はありません!
思い立ったら受けられます。
何回落ちても受けられます。
厳密に言うと、気象業務法で罰せられると
2年間受験資格がなくなるのですが
そんな人はこのブログを見ていないので大丈夫です(笑)
たまにネットで
「気象予報士になるにはどの大学に行けばいいですか?」
という質問を見たりします。
答えは「特にそんなものはない」です。
気象を学べる大学であれば知識として有利になることはありますが、
教員免許のように履修過程の中で資格を取ることは出来ません。
だから文系でも理系でも、高校生でも社会人でも
みんな同じ土俵で勝負することができます。
気象予報士試験の合格率について
合格率は、だいたい4~5%くらいです。
はい、どう考えても簡単ではありません。
ただ、合格率というのは受験者の層であったり
受験資格などで大きく変わります。
これは僕の考えですが、
正しい勉強法で意志を持ち続けられれば
十分に合格できる試験だと思います。
それが一番むずいんやろが!!
これができても合格が難しい試験もありますから。。
何より、何回でも勝負できるという点が大きいです。
大学受験なんかは、ほとんど一発勝負ですからね。
結局何が言いたいかというと
一歩踏み出して気象予報士試験を受けてみてほしい!
ということです。
一発で合格する強者も僕の知る限りでも何人かいますが、
落ちてなんぼの精神でいいと思います。
僕も5回目で合格しました。
試験費用が高いということなら、
テキストや過去問を見てみるだけでもいいと思います。
ぜひ、挑戦してみてください!!
【vol.1】気象予報士試験を知る。(当記事)