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修行中の気象予報士です。YouTubeでの動画投稿に力を入れています。

【努力は報われるのか】喜多川泰さん「運転者」を読んだ。

 

※読書録は自分が読んだ本の中で

学んだこと・心に残ったことを紹介します。

ストーリーなどのネタバレはありませんが、

「無」で本を読みたい人はご注意ください。

 

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コロナウイルスが大流行していますが

皆さん体調は大丈夫でしょうか?

 

今日は喜多川泰さんの

「運転者 未来を変える過去からの使者」

を紹介します!

 

 

目次

 

 

 

読んだきっかけ

 

もともと、喜多川泰さんの本は高校の先生の影響で

何冊か読んだことがありました。

 

ちなみに初めて読んだのは「手紙屋」です☟

 

「手紙屋」 (喜多川 泰シリーズ)

「手紙屋」 (喜多川 泰シリーズ)

 

 

喜多川泰さんの作品はすべて小説なのですが、

主人公の成長を通して読み手にも

新しい価値観を与えてくれる素晴らしい作品ばかりです!

 

まず物語に感動するよね。

 

そして今回読んだ「運転者」は、阪神の矢野監督が

YouTubeで紹介しているのを見て即買いしました。

 

 

この物語の主人公は保険会社の営業職の男性。

この方、ことごとく運が悪く・・・。

 

そんな時、不思議なタクシー運転手と出会い、

乗るたびに「運が変わる場所」に連れていかれます。

 

そこでの出来事が少しづつ

彼の価値観を変えていき・・・

 

彼はなぜ新しい考え方を持てたのか。

この謎のタクシーはなぜ現れたのか。

 

物語にも注目して読んでほしいです。

 

 

 

運がいい人と悪い人は何が違う?

 

さて、あなたは運がいいでしょうか?

それともあまりよくないでしょうか?

 

ちなみに僕は運がいいとも悪いとも思いません。

すみません、ありきたりな答えで(笑)

 

ただ、運が収束しているという実感は

昔からずっとありました。

 

いいことがあったら悪いことが起こる。

悪いことが続いたらいいことが起こる。

 

そのなんとなく感じていたイメージが

「運はポイントカードのようなもの」

とはっきり言語化されていました。

 

つまり運はいいとか悪いではなく

貯めるか使うかの二択だということです。

 

 

個人的にはこの考え方を知れて

頭の中がすっきりした感じがしました。

 

それと同時に、苦しい時期が来た時に

「未来(誰か)のために運を貯めているんだ」

と前向きにとらえることができます。

 

 

例えば前回のブログで書いたように、

僕は運よく資格試験に合格できました。

 

自分では必死に勉強していただけですが、

その過程で運が貯まっていて使える状況になった

と考えることもできます。

 

もし初めから運任せで努力をしなければ

何も結果がついてこなかったと思います。

 

 

 

努力は報われるのか?

 

必死に頑張ったのに結果が出ない場合は

どうしたらいいのでしょうか。

 

この本によると

「運の転機を感じるアンテナが働かない」

ということが原因だそうです。

  

 

つまり、運を使うチャンスを逃している

ということです。 

 

この本では例えば、機嫌を良くすること

1つの方法として紹介されています。

 

本には特に何も書かれていないのですが、あくまでも「この考え方を利用しろ」というメッセージだと僕は捉えました。

 

機嫌が悪い=他者との交流を拒む

という状態なので転機を掴めないということです。

 

 

ただ、個人的には掴める運と掴めない運が

あるような気がします。

 

例えば「いつかモデルでスカウトされたい!」

と思っていて毎日おしゃれな格好で外出していたら

ある日、スカウトされた。

 

スカウトされるには機嫌の悪い顔をしているより

笑顔で歩いていた方が可能性が高いに決まっています。

 

そもそも人と出会うのなんて運だと思うのですが、

その中でもこれは、自分で手繰り寄せた運だと思います。

 

 

逆に、神社のおみくじなんかは

完全に神頼みの結果でしかないと思います。

 

もちろんそれすらも手繰り寄せられる

という人はいるかもしれませんが、

僕はまだその境地には達していません(笑)

 

ともかく「運を使う」という考え方は

1つ自分の中に取り入れたいと思います。

 

 

 

本当のプラス思考とは何か?

 

芸能人で「私の長所はプラス思考です」

というような人を見ると本当に尊敬します。

 

自分もプラス思考になりたいと思うけど、

なかなか自分を変えられないという人も

結構いると思います。

 

僕もかつてはその一人でしたが、

大学に入ってからかなりプラス思考になりました。

 

 

相手を倒すには相手を知ることが重要です。

 

テストでいい点を取りたい!

と言っていてもテスト範囲を知らなければ

話になりませんよね。

 

つまり、プラス思考になりたいと思っていても

プラス思考とは何か?

を理解していないといけないということです。 

 

 

プラス思考は

「未来に起こることに希望をもって期待する」

というニュアンスで考えている人が多いと思うのですが、

それは大きな間違いだそうです。

 

本当のプラス思考は

これから起こることに対してではなく、

起こったことに対して前向きにとらえる

ということなのです。

 

 

 

これは、未来への期待ではなく過去の反省こそ

プラス思考になるということかな。

 

そうすると、これまでやみくもに

ポジティブになりたいと考えていたのが

かなり具体的な方法が見えてきそうです。

 

 

 

まとめ

 

皆さんの心に響いた言葉はあったでしょうか。

 

僕が赤文字にした部分は本からの引用ですが、

それ以外は自分の解釈も含まれています。

 

読む人の立場や状況によって、

新しい解釈・価値観が生まれること

間違いなしなのでぜひ読んでみてください!

 

運転者 未来を変える過去からの使者 (喜多川 泰シリーズ)

運転者 未来を変える過去からの使者 (喜多川 泰シリーズ)

  • 作者:喜多川 泰
  • 発売日: 2019/03/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)